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 World Report 6月1日号が一般公開されました。記事内容をチェックしますと、

1) バカが一人居れば・・・(金融崩壊編)
2)日本社会が壊れる時
3)失業率改善の裏側
4)トピックス
5)稀少金貨販売
6)白浜活動報告
7)お知らせ


 中国の無償ODA再開や株価世界同時下落などの政治経済の話題もありますが、ブラインドの向こうでなされている秘め事は、警察・司法・メディアに顔の利くクールな人々にしかつかめません。国家の血液をつまらせるインチキファンドや計画倒産屋を捜査し、カネをしっかり循環させる仕事も良いですが、そちらの解決はインテリジェンス修業を積んだ組織が機能することが全てです。

 ブラインドの向こうが見えないからと言って、何も分からない、ということにはなりません(政治家ですら見えない、と言う話も)。食糧は小麦一粒を実らせるにも春に種を蒔いて秋に刈取るものであり、国家予算を全て注ぎ込んでも、今日種を蒔いて明日刈取るような事はできません。「とにかくカネで全てが買える」で分かってもらっては困ります。資本主義の外、市場に出て来ないものは買えません。

 財政がさらに悪化し、解決の目処も立たないまま経済問題が噴出し続ければ、最後の砦である食糧保管庫・・・国内農業・・・にキャスティングボードが移動します。経済の波に関わらず食糧は山や海で採れるものであり、カネとは別次元の問題であります。農家が生産物を市場に出さずに胃袋に収めてしまえば、資本家は紙を持ったまま飢え死にしてしまいます。中川農林水産大臣が中国無償ODA再開にたった一人だけ反対したのは、やはり最後の食糧保管庫を預かっている立場だからではないでしょうか。「外国を援助して、年金が機能しなくなった時に、最後の砦はどうする気なんですか?今まで日本が輸入していた外国から、食糧を援助してもらえるんですか?」と国会で質問してみたいものです。中国が援助してくれますかねぇ。


 報道各位 全国農業協同組合中央会

 このたび、中川昭一前経済産業大臣が農林水産大臣に就任されましたことを心からお祝い申し上げます。

 わが国農業は、いま大変重要な時期にありますが、とくにWTO農業交渉は、12月の香港閣僚会議の開催を控え、モダリティの確立に向けた交渉が極めて重大な局面を迎えています。また、先般決定された経営所得安定対策等大綱は、戦後最大の農政改革に向けた新たな一歩であり、全国各地における地域実態に即した担い手づくりが喫緊の課題となっています。

 こうした状況のなかで、農政を知り尽くした中川大臣が就任されたことは、我われJAグループにとって大変心強いことであり、卓越した識見と抜群の実行力で、リーダーシップを発揮していただけるものと確信しております。

 中川大臣は、小渕内閣で農林水産大臣を歴任され、当時、最大の農政課題であった米の特例措置の関税措置への切り替えや新たな食料・農業・農村基本法の成立にみごとな手腕を発揮されたことはまだ記憶に新しいところであります。

 我われJAグループは、自らの課題であるJA改革や地域実態に即した担い手づくりに組織の全力を挙げる決意でおりますが、中川大臣におかれては、生産者はもちろん国民・消費者が安心して暮らせるよう、当面するWTO農業交渉対策をはじめ、新たな基本計画が描くわが国農業・農村の振興・活性化に向けた農政の展開に全力を挙げていただくことを期待するものであります。

平成17年10月31日 全国農業協同組合中央会
            会 長 宮 田 勇


 JA全農の指針は失業問題や年金財政、地方財政と重なり合わせた計画ではないものの、食料庫の保管という意味では充分に機能します。中川大臣には熱いPizzaを期待できるかも知れません。いや、年金破綻の予定をそこに織り込むと、冷めたいPizzaなのかも知れません。でもPizzaはPizzaです。口の中に放り込む物が何もないよりマシです。食糧を「貨幣が少なくなれば安く市場で買えるさ。だって商品なんて相場だもん」と高を括っていたら大間違い、生産者は「売らずに自分の分だけ作る」になります。そうなると本当にUSドルしか使えないニッポンになります。(救うメリットがないので、州には入れてもらえません。利益が出るなら貿易船は来るかも)

 このようなご時世では食い詰めた人々を移民に送り出すものですが、かつて日本が南米に移民を出した時と同じく「あそこは天国だ」と言ってそそのかし、結果「騙された」となるのが“いつものやつ”であります。アメリカ合衆国の誕生はそれがきっかけでしたが、偶然にも豊かで広い土地があっただけで、今の世界に新たな土地を野蛮に開拓する余裕はありません。エイズと旱魃の土地なら余っていますが・・・。

 そんなわけで、移民という手が使えない以上、あくまでも自国に食糧保管庫を持つ必要があります。(支那のように人民をアヘン漬けにして、開拓用の家畜として外国に売り飛ばす“豚貿易”・・・そのような人々は豚と呼ばれていた・・・をやるだけの蛮勇が政府にあるなら話は別であります)今のうちから最後の砦をしっかり準備するには、商品市場の中で構築するしかありません。資本主義ではバリューのある商品に買い手がつきますから、バリューが無ければ計画は頓挫します。商品相場まで見抜いた計画を、JA全農や中川大臣に期待できるかはちょっと疑問ですが・・・きっと・・・たぶん、小渕首相と同じようにPizzaはでき上がるような気がします。うん、大丈夫ですよ

 話をWorld Reportに戻します。こちらは商品市場のプロの計画です。6)のセーフティネットを構築するにあたり、生産する食糧にどのようなバリューを付加するべきか、という疑問に対してプロの目は、完全無農薬栽培という結論に至ったようです。おそらくCJレスキュー&サポートは有機JAS認定をとり、オーガニックをバリューにすることを目指していると思われます。

※有機JAS認定(オーガニック)は基準がとても厳しく、土地の関係上、周辺農家までもが有機農業をしていないと取れないようです。自力だけで取るのは難しい認定制度です。

 オーガニックは他の農産物に比べ絶対的なバリューがありますが、「人々がそれを所有することを求めているのか?」という商品相場の点に疑問があります。価格がとても高く、さらに市場でオーガニックが認知されていない、という問題があります。

 販売価格については有機JAS認定生産物を多数扱っている“ぶどうの木”というサイトを見つけましたので、転載させていただきます。(JAS)は有機JAS認定を持っている農場の生産物です。

<にら100g 220円>
<キャベツ1玉 380円>
<ネギ350g(JAS)本数分からず 320円>
<ほうれん草150g(JAS) 350円>
<きゅうり3本 350円>
<トマト2-3個 380円>
<なす3本(JAS) 380円>
<大根1本(JAS) 350円>
<にんじん400g2-3本(JAS) 280円>
<かぶ2-3玉(JAS) 350円>
<玉ねぎ500g(JAS)個数分からず 300円>
<じゃがいも500g3-6個(JAS) 400円>
<生姜90g1個 210円>
<にんにく70g1個 380円>
<しいたけ100g 320円>
<玉子10玉 420円>

 おおよそこんなところです。ブログなんぞすぐに流れるのに、何でこんなことを調べているのだろう。疲れました。まあ、とにかく、調べないと何も分かりません。いずれこの記事を参照に引っ張り出すこともあるでしょうから、めげません。

 今自分の記憶にある国産野菜の価格は、きゅうり1本50円=3本150円、ニンニク1個160円程度だったと思われます。一般国産品とオーガニック・無農薬・減農薬商品との価格差は2倍ちょっとでしょうか。かなり差がありますね。消費者が食品の安全性を国産に求める動きは少し見え出していますが、(参照)【Aコープ、国産“100%”宣言】オーガニックまで求めるかどうか疑問です。CJレスキュー&サポートのような民間のセーフティネットはある程度の人数の利益を確保しなければなりませんから、商品相場で利益を出す部分が厳しいようにも感じます。

 しかし、オーガニックは今はまだインターネットで一部の人が買うのが普通でしょうから、和歌山県の特産にまで至れば需要はまた違うものになるのでしょう。イギリス特産ウィスキー、オランダ特産トンボ玉、ヴェネツィア特産ガラス工芸品、インド特産コショウ、KOBEビーフのようなブランド力が持てればどうなるだろう・・・という気はします。運営者が商品相場のプロですから、価格まで含めてある程度見積もられているのでしょうけど。

 農業は資本主義では先物商品を生み出す数ある源泉の一つでも、いざとなれば太陽エネルギーと水と土で動くユニークな食糧保管庫ですし、政策は見逃せないところであります。
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