２１世紀の良い歯医者さんは、いい技術もってますねー

　中学生以来、決して行くことのなかったこわーい、こわーい歯医者さんに最近通っております。（「んな個人的な事、誰もおめぇに聞いてねえよ」という話もありますが、文章に前置きは常に必要なのであります。ブログの前置きに“貴社ますますご清栄の段、お喜び申し上げます”は向いていません。ここは一つ、見知らぬ他人の出来事でも拍手でお迎え下さい）奥歯の銀の詰め物が取れてしまった部分（２箇所）、貝に混入していた砂を噛んで割れてしまった犬歯を治すためです。犬歯が割れなかったらあと２年くらいは歯医者に行かなかったでしょう。歯科医院は中学生のときの痛い思い出があるので、いい歳して泣くほどイヤでした。トラウマが無意識の方にあるらしく、初診で歯科に向けて運転したときは、とても胃が重かったです。心の中は「今日はやめよう、やっぱり明日にしよう」です。しかし、歯の状況がそうも言っておられず、思い切って診てもらうことにしました。

　世の中にはとんでもないブラックな歯医者もいると聞いていましたので、まずは口コミで腕に覚えのある“秘伝書を持つ達人(?)”クラスの人物を探すことにしました。そうしたら、いましたよ、いましたよ、秘伝書を持つ達人が。車で30分くらいかかる医院なのですが“これぞ”という評判の師匠です。＜未来に侵食されそうな歯の部分が確実に分かる＞レベルの鑑識眼を持つ師匠はトップレベルと呼ばれる歯科医の中でも、さらに50％～60％程度の存在だそうです。この辺りをあんまり書くと、名誉毀損にあたるかもしれないので（誰にでも見えるブログですので）この先生お勧めのHPを参照してください。↓デンターネット
http://www.denternet.jp/top.htm

　現在では、＜ＭＦＲハイブリットタイプ（生体合成樹脂に、セラミックスのフィラーをミックス）の超硬質のノンメタルの歯の詰め物＞という新素材が開発されていますので、そちらの技術を持っている歯科が良いと思います。光を当てるとすぐに固まる液状プラスチックのような物質らしく、銀のかぶせ物をせずに噛み合わせ通りに成型できますし、見た目も自分の歯とほとんど区別つきません。

　ただし歯が美しければ美しいほど笑顔が輝くお姫様なら、喜びあふれる新技術なのですが、少々のヤニがくっついているのに慣れている自分としては＜新しい歯だけお姫様＞のような状態です。あまりに出来が良いので「これじゃアイドルの歯ですよ」と自分の気恥ずかしさを歯科先生に告白したのですが「ビューティフルでしょう！」と腕前を自慢されました。・・・ニカッと笑った瞬間＜お姫様＞を他人に見られるのが恥ずかしいんですが、この気持ち分かってもらえないでしょうね。でもまあ、歯がオカマっぽいのはこの際がまんすべきでしょう。“秘伝書を持つ師匠”の技術を受けておいて「もう少し、男っぽい少々きたない歯がいいんですが」とは言えません（笑）。あ、もちろん歯は毎日ゴシゴシ磨いてますよ？　デンタルクリニカでうがいまでしています。しかし、ヤニがついていないのが不自然なのです。芸能人は＜お姫様＞があたりまえでも、自分にはちょっと恥ずかしいです。

　でもまあ、喫煙者が入れない会社・病院が多くなりつつあるので、いつかは禁煙しなければ自分の悪習慣のせいで入れる場所を限定してしまいそうです。禁煙しようかな？と思っても「今日はやめよう、やっぱり明日にしよう」なんですけどね。酒・ギャンブル・風俗はゼロなんですが喫煙だけは依存になってます、トホホ。

　ところで歯科医は、確実な知見を出せる鑑識眼が第一の問題となるようです。経済予測なら＜投資責任はあくまでも個人のもの、予測をハズしても自分に責任はない＞ですが、医者となるとそうは行きません。ロシアあたりでは医者は単なる職業の一つとして数えられますが、消費者金融と医者が同じレベルで取り扱われるのは何だかなー、と思います。チェルノブイリ事故が起きる原因に何があったか、想像できるような気がします。医者の技術はマネーの損害と違い、やったことは取り返しがつかず、個人的技能が街のウワサになるほど厳しい目で見られる職業です。多くの職業では個人が失敗しても所属するチームの力でリカバーできる場合は多いですが、そうではない職業もある、ということでしょうね。

　しかし、↑のHPにある全国の歯科のランク付けはちょっとアテになりませんね。インターネット利用層の多い都市部の医院が上位に来ますし、大学の側にあったりしたら、それこそ順位が跳ね上がるでしょう。大いに参考にはなりますが、単純にインターネット投票でランク付けをするのはどうか？とも思います。ただブラック歯科がやはり少々混ざっているのが気になります。ブラック歯科に一歩踏み込んだら取り返しつかないじゃないですか。そういうことはあんまり想像したくない、身震いするレベルの話です。

　あ、余談なのですが、口腔衛生は肺炎との関連が高いようです。ブラッシングの指導のある老人養護施設とそうではない老人養護施設では、肺炎発生率にかなりの差があるとか。２１世紀の歯医者さんに通ってからというもの、少しだけ口腔衛生という概念に目覚めた今日この頃です。そういう細かい事はなるべく気にしたくはないのですが、なにせ自分に小さい虫歯がたくさんあるのを鏡でイヤというほど見せつけられて定期検診をしなかった事を後悔している身ですから、口腔衛生は今の自分の脳みそにはズガーンと効く話題です。