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 ホリエモンが保釈金を積んで釈放されました。カメラに向かって頭をぺこり。ライブドア組の中で、たった一人、最後まで自分の罪を否認したオーナー社長でありますね。株主に対して「株主の皆様、もうしわけありませんでした」とは言わず「株主の皆様、心配をおかけしました」と言っています。あのぺこりは、言葉に直すと<心配をおかけしました>ということです。罪を否認しているのですから謝罪ではありません。結局ホリエモンの裁判は調書にサインせずに終わった、と言った感じです。

 さて、ここでライブドアを追い詰めた影の立役者、二階堂コムに触れなければなりません。ホリエモンは与党自民党に食い込んだほどの人物、強烈な力が横から加わらなければ逮捕なんてされません。その強烈な力の正体は分かりませんが、政治団体という事だけは想像できます。二階堂は政治団体とは違うのでしょうが、多様なルートを持っている事は間違いないですね。与党自民党に力を加えられるほどの政治団体、というのは自分にはいまひとつ分かりませんが、右翼団体と呼ばれる中に、そのような政治団体が隠れているのかもしれません。

 各種政治団体の話はともかく、ホームページで二階堂コムは「世の中悪がまかり通るか」とぼやいていましたが、仕組みは半分成功したんじゃないですか?判決予想は<5年は食らうと予想してた>らしいですが、おそらく法曹関係者とシミュレーションを繰り返して大よその結論はつかんでいるはずです。ぼやいた理由は、推測するに元検事をそろえた強力な弁護士事務所をバックにつけ、シミュレーションの最短で出てきてしまったのだと思います。そして二階堂側は最短の時間に間に合うように<ライブドアとの闘いの日々>を急いで出版したように思います。まさしく、時間内ぎりぎりです。本の執筆・出版が遅れれば判決が終わってしまったホリエモンを相手に叩くことになります。裁判所の決断より前に出版しなければ意味がありません。

 ホリエモンは一度だけ否認の決意がぐらついたようですが、おそらく<ライブドアとの闘いの日々>が出版されたからでしょう。情報戦はタイミングを逃したら効果は何もなくなる、という事を第三者ながら思い知った次第です。これらの“戦争前戦争”は365日24時間休まずに続くのですから、神経太くないとやってられませんね。まさに<休んだら、自分の手をパスして負け>です。

 ところで暴力で脅すのは“あっち側”の特権なんですかね?おかしいですねー、そんなルールは無いはずですが。審判がいるスポーツじゃあるまいし・・・。
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