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少し昔の山間部の旅館ではクマ汁が食べられましたが、最近はどうでしょうかねぇ。マタギがいるような山ならまだメニューにあるようです。
リンク集「クマの足跡」のY田氏、吉田野生生物写真館のプロフィールを良く確認してみたら、なんと岐阜大学の研究会に所属しています。ブログしか読んでいなかったので、野生動物学会から仕事を請け負って、趣味で研究している人だと勘違いしていました。Y田氏が所属している研究会をGoogleで調べたところ、その道ではかなりの本格派です。ユニークなブログは分野に関わらずそれなりの専門家でないと書けない、という事を改めて思い知った次第であります。
Y田氏が所属する岐阜大学ツキノワグマ研究会や他の獣害研究会が、一体どんな研究発表をしているのか、過去の講演プログラムを少し覗いてみたところ・・・
リンク集「クマの足跡」のY田氏、吉田野生生物写真館のプロフィールを良く確認してみたら、なんと岐阜大学の研究会に所属しています。ブログしか読んでいなかったので、野生動物学会から仕事を請け負って、趣味で研究している人だと勘違いしていました。Y田氏が所属している研究会をGoogleで調べたところ、その道ではかなりの本格派です。ユニークなブログは分野に関わらずそれなりの専門家でないと書けない、という事を改めて思い知った次第であります。
Y田氏が所属する岐阜大学ツキノワグマ研究会や他の獣害研究会が、一体どんな研究発表をしているのか、過去の講演プログラムを少し覗いてみたところ・・・
(プログラムより一部抜粋)
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後援:日本クマネットワーク
第3部 本州のツキノワグマの生態研究と保護管理15:00~15:50
オスカー・ヒューゲンツ(信州大学)
坪田敏男・吉田 洋(岐阜大学)
------------------------------------------------------
日本クマネットワーク?これは一体何だ?さっそくググッてみます。
日本クマネットワークの概要
日本クマネットワーク(JAPAN BEAR NETWORK:略称JBN)は、日本における人間とクマ類との共生をはかるために必要な様々な活動、調査・検討および情報交換をおこなうことを目的として作られたネットワークです。
現在、国際的にもクマ類が生息できる環境は悪化しつつあると言われますが、その一方で人間の生活圏の拡大による人とクマの軋轢があとを絶ちません。JBNはクマを専門にしている方(研究者、狩猟者、保護活動家等)のみならず、様々な分野(狩猟文化、埋蔵文化、その他)の専門家、マスコミ、文筆業、国や地方の行政関係者、学生、一般、自然保護団体などさまざまな方が参加してクマに関する情報を共有しています。
むう、クマ業界の概要とはこのようなものですか。「クマの足跡」のY田氏はどうやらこの業界に就職しているようです。オスカー・ヒューゲンツという外人さん(♂35さい・フランス生まれ)もググッてみたら、けっこう面白いのですが、この人の講演内容は最後にします。
人とクマとの関係を考える。・・・いや、こんな事は考えたこともないわけですが、確かに山の動物と人間の関係はゼロではありません。海で言うなら魚と人間との関係でしょう。なぜか「魚と人間との関係」というと多くの人がビビビッと来ますが、山の動物と言われるとサッパリなのが普通だと思います。
スーパーマーケットに行くと獣肉がパッケージされてどっさりと並んでいます。これらは山で狩猟したのではなく、畜舎で飼育された肉です。それに対して魚肉は未だに天然物が普通であり、養殖と言っても場所は海の一部をいけすにして使います。本来の生息地から完全に切り離された獣肉とは条件が違います。
ですから、消費者の心理は'魚'でイメージする場所は海、'肉'でイメージする場所は畜舎でしょう。山が消費者から見捨てられて当然の条件が整っています。クマやイノシシなどは、畜舎よりも利益がないので誰も興味がありません。唯一、山の利益である木材は外国産が安いので国内産はあっても放置です。
いくら何でもツキノワグマの口から破綻に瀕した自治体の感想が聞けるわけではありませんが、リスクをほとんど負えない民間企業に財政を丸投げする限り、森はローリスクな畜舎に姿を変え、山はやはりローリスクな杉の建材ばかりになります。現代の獣害にはそういう原因があるはずです。実際のところ、ランクの低い建材だけの林は、はげ山に近い状態です。数百年も経っている杉林なら話は別なのですが・・・。
貨幣優先なのは、これがぐるぐる回らないと社会が死んでしまうため仕方のない事ですが、何とか山で利益を出す方策がないものでしょうか。脳みそをひねれば少なからずあるはずですが、リスクが高いので民間投資は期待できません。「何でも民営化」ですと、このようなリスクは誰も負いません。短期的に巨大な利潤が見込めるなら企業もリスクを取りますが(例・電気自動車開発)、治山治水という長期的でしかも利益が薄いと分かっているリスクは行政しか取れません。
しかし民間と行政を使い分けずに「何でも民営化」をしたがる現在の謎の行政には通用しない話です。小泉改革では行政が赤字部門を抱えるようなリスクは絶対に負わないでしょう。事業を行う部門は全て“民営化”送りです。これのどこが行政だよ、という気はしますが、この根底に<自治体の赤字を切り離して自分と関係ない場所で破産させる作戦>があるとすれば、民営化は最高の手段です。・・・まあ、改革の実態がこんなところなのはすでにWorld reportで承知していますが。
民間も行政もリスクを負わないとなれば、治山治水を含めてどんな計画を立てても全てアウトです。何を言おうが放置ということになります。そしてこれが債務の多い自治体を表現する適切な言葉でもあるしょう。クマの口を借りれば「あ~あ、自治体にはがっかり」でしょうか。いや、何もクマでなくとも人間でも同じ感想なのですが、人間の言葉では「ガゥ~、ガゥガゥ~」と聞こえてしまうのが関の山です。経済団体の中には、田舎に職がなく町に下りてきた就労者の言葉が、こう聞こえている人もいるはずです。
ところで山の獣とつきあうのは昔からなかなか難儀であったようです。昔と今の獣害は性質が違うと思いますが、聞くところによると、昔は獣が里に来ないように、時々山に入って食料を置いて行ったり、ドングリの林を作ったりしたようです。
現代ではそういう習俗は消えてしまいましたが、良い山は危険な獣も沢山いるわけで、古い習俗も知恵として見直さねばならないかも知れません。野生動物研究者ではないので現代でそのような習俗を復活させる事の影響は分かりませんが、危険な獣の多い場所は豊かな場所であるのは確かでしょう。
山にやぐらを立て、そこにずっと食べ物を置いて臭いでひきつけておくのは有効かも知れません。バナナのにおいがする芳香剤でも良いような気がします。芳香剤は残酷ですね。獣も知能がありますから、ニセモノではいずれ通用しなくなるかもしれません。
(追記)
もぎらない柿の木が獣を町にひきつけるらしいですが、これを全部干し柿にして食べるというのもなかなか厳しい要求のように思います。
しかし、ここはビジネスになるはずです。干し柿ペーストを羊羹に入れるとすばらしい味になるのはあまり知られていません。餡だけの羊羹も今ではあまり人気がありませんが、この2つを組み合わせるとすばらしい和菓子になります。腐らせるままの柿の季節が過ぎると、人間はぜいたくなことに「また柿が食べたい」と言い出します。その欲求を満たすのが「干し柿入り羊羹」です。
もぎらない柿は全部回収して、和菓子店で干し柿に加工・保存します。そして「干し柿入り羊羹」を冬~春の季節商品として売り出すです。このような残り柿利用法はどうでしょうか。宣伝をうまく行えば、必ず売れるはずです。
(さらなる追記)
今週のあづみ野(http://www.azumino.to/)という長野県を紹介したサイトからオスカー・ヒューゲンツ氏の講演感想を勝手にコピペします。許可を取っていないので、ここだけの秘密ですよ。
クオリティ・オブ・ライフを忘れないで
フランスからクマの研究で来日しているオスカー・ヒューゲンツさん(35)の講演会が開かれました。所属する信州ツキノワグマ研究会ではクマの行動圏追跡調査するため、捕獲されたクマに無発信機(首輪)を付けて山に返しています。
あるときは山麓線、あるときは常念岳で、おおきなアンテナを手にした彼の姿を見ました。中房川、天満沢、烏川、の地区では約30頭を追っています。クマの行動半径は広く、夏は山の上に、秋はどんぐりなど求めて麓までやってきます。
野生のツキノワグマは長野県内に約1300頭いると言われていますが、最近はゴルフ場や観光地、道路などの開発が進み、エサを探してふもとの別荘やトウモロコシ畑に現れるクマが多くなってきました。有害駆除と称して殺されるクマは長野県内で毎年200頭、本州で2000頭にもなります。同研究会ではとうがらしスプレーをかけてこらしめてから放す「おしおき方式」をとっていますが、結局別の場所に現れるので、効果は無いそうです。
「人間のほうが、頭、いいんだから、トウモロコシじゃないもの作る、山に広葉樹を植える、とか、原因をなくし、共存の方法、考えた方がいい。」オスカーさんは日本語で語りかけます。彼は日本のクマということでだけはなく、地球規模で自然体系を保とうと考えています。
「日本は経済に気を取られて、クオリティ・オブ・ライフ、を忘れてしまった。日本は狭いからしょうがない、ではないですね、日本は狭いから気をつけなきゃいけない、です。」あっという間の2時間でした。今度はもっとクマの話を聞かせてくださいね。
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後援:日本クマネットワーク
第3部 本州のツキノワグマの生態研究と保護管理15:00~15:50
オスカー・ヒューゲンツ(信州大学)
坪田敏男・吉田 洋(岐阜大学)
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日本クマネットワーク?これは一体何だ?さっそくググッてみます。
日本クマネットワークの概要
日本クマネットワーク(JAPAN BEAR NETWORK:略称JBN)は、日本における人間とクマ類との共生をはかるために必要な様々な活動、調査・検討および情報交換をおこなうことを目的として作られたネットワークです。
現在、国際的にもクマ類が生息できる環境は悪化しつつあると言われますが、その一方で人間の生活圏の拡大による人とクマの軋轢があとを絶ちません。JBNはクマを専門にしている方(研究者、狩猟者、保護活動家等)のみならず、様々な分野(狩猟文化、埋蔵文化、その他)の専門家、マスコミ、文筆業、国や地方の行政関係者、学生、一般、自然保護団体などさまざまな方が参加してクマに関する情報を共有しています。
むう、クマ業界の概要とはこのようなものですか。「クマの足跡」のY田氏はどうやらこの業界に就職しているようです。オスカー・ヒューゲンツという外人さん(♂35さい・フランス生まれ)もググッてみたら、けっこう面白いのですが、この人の講演内容は最後にします。
人とクマとの関係を考える。・・・いや、こんな事は考えたこともないわけですが、確かに山の動物と人間の関係はゼロではありません。海で言うなら魚と人間との関係でしょう。なぜか「魚と人間との関係」というと多くの人がビビビッと来ますが、山の動物と言われるとサッパリなのが普通だと思います。
スーパーマーケットに行くと獣肉がパッケージされてどっさりと並んでいます。これらは山で狩猟したのではなく、畜舎で飼育された肉です。それに対して魚肉は未だに天然物が普通であり、養殖と言っても場所は海の一部をいけすにして使います。本来の生息地から完全に切り離された獣肉とは条件が違います。
ですから、消費者の心理は'魚'でイメージする場所は海、'肉'でイメージする場所は畜舎でしょう。山が消費者から見捨てられて当然の条件が整っています。クマやイノシシなどは、畜舎よりも利益がないので誰も興味がありません。唯一、山の利益である木材は外国産が安いので国内産はあっても放置です。
いくら何でもツキノワグマの口から破綻に瀕した自治体の感想が聞けるわけではありませんが、リスクをほとんど負えない民間企業に財政を丸投げする限り、森はローリスクな畜舎に姿を変え、山はやはりローリスクな杉の建材ばかりになります。現代の獣害にはそういう原因があるはずです。実際のところ、ランクの低い建材だけの林は、はげ山に近い状態です。数百年も経っている杉林なら話は別なのですが・・・。
貨幣優先なのは、これがぐるぐる回らないと社会が死んでしまうため仕方のない事ですが、何とか山で利益を出す方策がないものでしょうか。脳みそをひねれば少なからずあるはずですが、リスクが高いので民間投資は期待できません。「何でも民営化」ですと、このようなリスクは誰も負いません。短期的に巨大な利潤が見込めるなら企業もリスクを取りますが(例・電気自動車開発)、治山治水という長期的でしかも利益が薄いと分かっているリスクは行政しか取れません。
しかし民間と行政を使い分けずに「何でも民営化」をしたがる現在の謎の行政には通用しない話です。小泉改革では行政が赤字部門を抱えるようなリスクは絶対に負わないでしょう。事業を行う部門は全て“民営化”送りです。これのどこが行政だよ、という気はしますが、この根底に<自治体の赤字を切り離して自分と関係ない場所で破産させる作戦>があるとすれば、民営化は最高の手段です。・・・まあ、改革の実態がこんなところなのはすでにWorld reportで承知していますが。
民間も行政もリスクを負わないとなれば、治山治水を含めてどんな計画を立てても全てアウトです。何を言おうが放置ということになります。そしてこれが債務の多い自治体を表現する適切な言葉でもあるしょう。クマの口を借りれば「あ~あ、自治体にはがっかり」でしょうか。いや、何もクマでなくとも人間でも同じ感想なのですが、人間の言葉では「ガゥ~、ガゥガゥ~」と聞こえてしまうのが関の山です。経済団体の中には、田舎に職がなく町に下りてきた就労者の言葉が、こう聞こえている人もいるはずです。
ところで山の獣とつきあうのは昔からなかなか難儀であったようです。昔と今の獣害は性質が違うと思いますが、聞くところによると、昔は獣が里に来ないように、時々山に入って食料を置いて行ったり、ドングリの林を作ったりしたようです。
現代ではそういう習俗は消えてしまいましたが、良い山は危険な獣も沢山いるわけで、古い習俗も知恵として見直さねばならないかも知れません。野生動物研究者ではないので現代でそのような習俗を復活させる事の影響は分かりませんが、危険な獣の多い場所は豊かな場所であるのは確かでしょう。
山にやぐらを立て、そこにずっと食べ物を置いて臭いでひきつけておくのは有効かも知れません。バナナのにおいがする芳香剤でも良いような気がします。芳香剤は残酷ですね。獣も知能がありますから、ニセモノではいずれ通用しなくなるかもしれません。
(追記)
もぎらない柿の木が獣を町にひきつけるらしいですが、これを全部干し柿にして食べるというのもなかなか厳しい要求のように思います。
しかし、ここはビジネスになるはずです。干し柿ペーストを羊羹に入れるとすばらしい味になるのはあまり知られていません。餡だけの羊羹も今ではあまり人気がありませんが、この2つを組み合わせるとすばらしい和菓子になります。腐らせるままの柿の季節が過ぎると、人間はぜいたくなことに「また柿が食べたい」と言い出します。その欲求を満たすのが「干し柿入り羊羹」です。
もぎらない柿は全部回収して、和菓子店で干し柿に加工・保存します。そして「干し柿入り羊羹」を冬~春の季節商品として売り出すです。このような残り柿利用法はどうでしょうか。宣伝をうまく行えば、必ず売れるはずです。
(さらなる追記)
今週のあづみ野(http://www.azumino.to/)という長野県を紹介したサイトからオスカー・ヒューゲンツ氏の講演感想を勝手にコピペします。許可を取っていないので、ここだけの秘密ですよ。
クオリティ・オブ・ライフを忘れないで
フランスからクマの研究で来日しているオスカー・ヒューゲンツさん(35)の講演会が開かれました。所属する信州ツキノワグマ研究会ではクマの行動圏追跡調査するため、捕獲されたクマに無発信機(首輪)を付けて山に返しています。
あるときは山麓線、あるときは常念岳で、おおきなアンテナを手にした彼の姿を見ました。中房川、天満沢、烏川、の地区では約30頭を追っています。クマの行動半径は広く、夏は山の上に、秋はどんぐりなど求めて麓までやってきます。
野生のツキノワグマは長野県内に約1300頭いると言われていますが、最近はゴルフ場や観光地、道路などの開発が進み、エサを探してふもとの別荘やトウモロコシ畑に現れるクマが多くなってきました。有害駆除と称して殺されるクマは長野県内で毎年200頭、本州で2000頭にもなります。同研究会ではとうがらしスプレーをかけてこらしめてから放す「おしおき方式」をとっていますが、結局別の場所に現れるので、効果は無いそうです。
「人間のほうが、頭、いいんだから、トウモロコシじゃないもの作る、山に広葉樹を植える、とか、原因をなくし、共存の方法、考えた方がいい。」オスカーさんは日本語で語りかけます。彼は日本のクマということでだけはなく、地球規模で自然体系を保とうと考えています。
「日本は経済に気を取られて、クオリティ・オブ・ライフ、を忘れてしまった。日本は狭いからしょうがない、ではないですね、日本は狭いから気をつけなきゃいけない、です。」あっという間の2時間でした。今度はもっとクマの話を聞かせてくださいね。
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