ヲシテの国・・・ではなく今はサーカス・マキシマスの国

（前半単なるオカルトと思われ）

　実は神社に少しばかり興味がありまして、そのきっかけは浅川嘉富氏の「謎多き惑星地球　上・下」(共に2002/8/31出版）を読んだことに始まります。自分がJJ氏という予知夢が見られると思われる人物に関する記事を３回くらい立てましたが、それもこの「謎多き惑星地球」の影響です。

　謎多き惑星地球の冒頭に、木内鶴彦というスウィフト・タットル彗星を発見した人が死亡体験の中で見た不思議な世界が絵柄入りで書き記されています。こういうものが予知なのか単なる夢なのか分かりませんが、今JJ氏の予知夢と現実を比較して「ありそうか、なさそうか」を検証しています。ふと思い出した時に書く程度ですが。

　脳みそは単に物質が化学的に結合しているだけですから、力学や電磁気学を超えた“異次元”の力は持っていません。しかし大槻教授が透視能力者の検証をしたところ、ついにロシアの本物に出会って実在を認めたようです（本人は超能力が存在したら大学教授を辞めると言っていましたが、３ヶ月間の休講でコトは済みました）。脳と精神は別物であって、精神は現代科学の手に届かない“異次元”なのかも知れません。JJ氏を追えば少しは証拠が得られるのではないか？と考えています。

　そういう霊的(?)・・・精神的とほぼ同義語(?)・・・な事柄に関してはいろいろな文献がありますが、どれもこれも物証がない事が欠点です。JJ氏の予知夢があまりに詳しいので国際陰謀チームJJが将来の計画を垂れ流している、との噂もありますが、これは図解から言って違うでしょう。予知夢の検証にはあと30年くらいかかります。気長に気長に。

　木内鶴彦氏の死亡体験で、過去へ時間を遡った時に見たマチュピチュのページから抜粋します。ちなみに最初の数ページがカラーで後は普通の白黒印刷です。



（右上）巨大彗星の接近を予知した人々は、アンデス山系へと避難を始め、簡素ながらも堅固な避難用都市を造った。
（右下）彗星から吸い寄せられた水蒸気は赤道上空を取り囲み、やがてそれは巨大な水塊となって降り注ぎ始めた。
（左上）想像を絶する大豪雨が収まった後に押し寄せた大激流は、周囲の砂岩大地をえぐり取り、岩石層のみが残された。
（左下）都市の周囲は大峡谷となり、追い討ちをかけるように発生した地殻移動で、避難都市マチュピチュは空中都市となった。

　あくまでも全ては夢の中です。木内氏が言うには地球にある砂漠の砂は大洪水で落ちてきた月の土砂水の残骸であって、大量の土砂水のせいで古代の地球よりも水かさと重力が少し増したらしいですが、実態ははてさて。「砂漠の砂がどこから来たか？」は未だに地球の謎ですが、砂漠の砂と月の砂の成分を比べれば何か分かるかも知れませんね。地球の周りの宇宙空間になぜか大量の氷の塊があるのは本当です。これも解明されていない謎です。

　それで、この本の神社の項を探していたのですが・・・ありません。何かの勘違いだったようです。エジプトや南米はあるのですが、日本の項がありません。どこで見たかなーーー？？思い違いをしていました。

　うーん、木内鶴彦氏の著書だったかも知れないです。↓は木内氏が旅先案内をしているフォーム・ソラというHPです。天文学者から見た地球の視点は、ヤマトに覆い被さっているものを取りオリジナルを探る視点とは違いますが、神社の建築構造は天球の縮図に関係があるようです。神木や巨石の位置は地磁気にも関係あるとか。紙１枚を手に持って地面の影を見ていれば、地磁気の強い場所は輪郭のブレで分かるようです。
ここをｸﾘｯｸ!【フォーム・ソラ】

　↓は木内鶴彦さんの講演をアシュラの読者が文字で起こしたものです。たぶんこの中で神社に言及していると思います。
ここをｸﾘｯｸ!【阿修羅掲示板・空耳の丘】
ちなみに、氏が発明した新型のごみ焼却施設が試験段階に入っています。今はどのくらい進んでいるのでしょうか。光を巨大な真空管に集める新型ごみ処理設備は、今まで誰も考えつかなったようです・・・

（後半、アマテル様生誕の地を村長のごとく語る）

ここをｸﾘｯｸ!【阿智村公式HPのリンク・郷土史巡礼 阿智村の歴史】

　本気でホツマツタエを元に阿智村に向かうなら、ここにある各種ホームページも参照しなければ準備が整いません。分量から言って人文地獄ですよ、これは。そもそもホツマってどんな意味さ？マンガ喫茶で余暇を過ごした青年時代からいきなり文化人になれ、と言っているようなものです。ITが発達してからジャーナリストの文章に毎日触れるようになり、苦手分野の改善の兆しは見えていますが、それでも冷や汗の出る人文学。

　ところで阿智村には格を感じる神社と立派な参道があります。ここをｸﾘｯｸ!【日本巡礼　アマテル様生誕】写真を見てこの自治体は人がそれなりに集まり、夕張市のような財政再建団体には多分ならないだろうと思って少し調べてみました。ここでマネーとはお下品な話ではありますが、気になるものは気になります。

ここをｸﾘｯｸ!【阿智村公式HPへ。村議会村長あいさつに耳をすませば】

　かなり広報のIT化に力を入れており、信じられないレベルの高さです。その中に村長議会あいさつというページがありますが、内容がおや、と思うレベルの高さです。地方自治体が地方分権を望んでいるのは知っていますが、大概は揶揄されて話は終わりです。しかしこのような先見性を持ってリスクを取る自治体もあるんだな、と感心しました。阿智村は浪合村というところと合併したらしいのですが、旧浪合地域のような数百人の自治体は日本から置いて行かれているような気がします。

また医療については、浪合診療所を地域医療の中心として位置づけ、医師の協力のもと充実を図ります。検診機能充実のため「胃カメラ」を設置します。また、橋上医院、飯田病院の両診療所とも連携を密にし、医療環境の充実を進めます。

　胃カメラがまだ無いのか！　地域全体の振興策の方は・・・かなりリアリズムがあります。噂の有機農業を村単位で始めるのでしょうか。

３，有機活用による農業振興
　有機農業振興会の皆さんによって、有機を主体とした阿智村農業の見通しがはっきりしてきたと考えられます。有機活用による生産の拡大と、販売を確かなものにすることが欠かせません。販売実績を上げながら、販売戦略をうち立てるためには、行政で運営する営農支援センターでは限界があります。収益事業ができる組織に移行する必要があります。有機活用農業振興会と連絡を密にして進めます。

　この有機農業は本当に有機JAS認定なんですかね？有機JAS認定ならそれはすごいですが、農薬拡散の問題があるのでほとんど村全体が有機農法でない限り認定はとれないはずです。しかし中川農水大臣が農薬規制を厳しくしてますからねー、有機農業は追い風だと思います。

　ただ一つだけ気になることが。

　財政改善リストに現代製造業を挙げていますが、この分野はこれから先つらいです・・・。ロボット化大型工場を誘致できるなら話は別ですが、現代製造業にこだわると第３セクター化して火の車のトリガーを引くことになるかも知れません。

　これから先の産業ロボットのレベルはいずれアシモになります。今までの人件費がロボットの維持費にとって代わられると、村でも首都でもその経費はほぼ同じになります。大工場は消費者に近くて便利な首都近郊におかれるでしょう。この条件での誘致は厳しいと思います。誘致に成功したとしても、工場はいずれ赤字に転落する公算が大きいように思えます。

　あくまでも阿智村の強みは歴史的建築物にあると考え、観光業+現代製造業+有機農業ではなく、観光業+建築業+林業+有機農業の組み合わせがベターだと思います。

　それぞれ異なった分野を合力して観光業にパワーを集中する組み合わせを選んだ方がバリューが高まります。たった今取って付けたような観光業は反対しますが、阿智村のようにもともと観光が強いなら賛成です。観光業が良いトリガーになれば、良いサイクルが生まれますし。

　ここで言う建築業は近代建築のことではなく、歴史的建築物に合うような形の和風建築です。阿智村ホームページのライブカメラを見る限り、町並みが観光業の力を削いでいるように思います。ビルディングなどは要らないでしょう。しかし電化文明において旧和風建築は使いにくいだけです。そこで建築家と一緒に新和風建築を生み出してはどうでしょうか。なかなか面白いはずです。
　
　討議を通していない個人の意見なので空振り率は高いですが、7600人の村で製造業の誘致競争に賭けるのは火種の匂いを感じます。10万人なら現代製造業がないと困りますけど。

　財政危機のような自治体を跨った事態を収拾するには、それなりのマネージャーを養成しないと落とし所が見つかりませんが、経済産業省は「競争させるだけ」ですからねぇ・・・。「改革なくして成長なし」を通して競争させたら当然２人に１人は負けの方に入るんじゃないですか？セーフティ・ネットも大切ですけど・・・。このサーカス・マキシマスを楽しく眺める観客は一体どこの誰なのか。

（あと書き）
　ええと、人文学は苦手と書きましたが、ヲシテには3文字くらい触れたはずです。ホツマあたり。これで日本巡礼に心おきなくトラックバックできます。

　お金があって現役引退していれば伊能忠敬のように筆とノートを持って旅に出られるのですが、それは夢のその先です。ヲシテが有名になれば、奥の細道の代わりにヲシテ文献を持ち、宿場町に泊まりながら旅をする人が増えそうです。