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 武道の世界は、戦さと関係のないカルト流派が存在するようで、今年の4月には福田祥圓とかいう、「波動」とやらを使うヘンな武道家が出てきました。今月も「武術気功」「空之術」とやらを使う、除霊相談もやっているヘンなのが出てきやがりました。探偵ファイルが仕切った試合なのかな?霊能者のようなインチキ武道に、調査が入ったのが事の始まりでしょうか。

http://sports9.2ch.net/test/read.cgi/budou/1164562317/

【5:576】200戦無敗の合気の達人が総合格闘家と他流試合
1 名前:名無しさん@一本勝ち 2006/11/27(月) 02:31:57 ID:ThWW4wir0 11月26日に、探偵ファイルの企画で行われた合気達人の柳 龍拳氏と
総合格闘家の岩倉 豪氏の壮絶なる他流試合です。
テレビ局も取材に来ていた模様。


それで、これが実際の試合模様。
http://www.youtube.com/watch?v=bQeUkUO5ZPo

いやー、達人の
          技
            は
             興
              奮
               し
               ま
                す
                ね
                。
                立派にKOされてます。ほぼ瞬殺か。「あなたの知らない力を使わない武術」・・・とやらが売りらしいです。
http://www.daitouryu-aikidou.jp/

(プロフィール。まあ、当然自称ですが・・・
柳 龍拳の武術

1.気功師・整体師・武術指導家元日蓮宗系僧侶。サハリンで出生。18歳で出家し仏門に入る。家系は武術一家。特に祖父は柔術の達人。柔術や気合術等の武術家系の正統3代目宗家。「除霊」や「心の病」の専門家でもあり実績は多数にのぼる。
大東流免許皆伝10段。日本天心流10段。龍神流気合術免許皆伝10段。「大東塾武道」を創設、総裁に就任する。
気功の不思議と力を実証するため、テレビ出演等放映10回。「不思議エネルギーの世界」誌の特集に掲載され、遠隔治療を実証してみせる。
内容は、電話による札幌と横浜間の「遠隔治療」の実験で高血圧を下げた他、神経痛を完治させることに成功。その他、札幌と東京間を電話使用で頭痛・腰痛・帯状疱疹・膝痛を治すなどの他、リウマチを専門的に治すことでも有名。

他方、武術面では気合術や合気術、更に気功の証明のため他流試合を数多く実施、これまで200人以上と試合するも完全無敗で現在に至っている。合気の上の究極の気の術「空之術」等、超真理を基調とする究極の合気之術を追求中でもある。触れ合気の究極の達人であることは周知の事実。
2.世界最高の武術理論と実力、更に驚異の気功術を使いこなす現在世界武道界の最高峰の一人である。
武術(道)と気功(気合術)の数少ない融合体現者であり、また指導者であると同時に、それらの証明のために前述どおり究極の気の奥義である「空之術」(物質と空は同じ)の達人であります。
総合格闘技の「プライド」出場を強く希望している実戦気功武術界、更に応用総合武道界随一の実力者でもあります。
3.霊と健康、心の病相談室を開設する。
・宗教の悩み。(心の悩み。)
・身体と病気の悩み。
・家庭の悩み。異性の悩み。
4.気功師・整体師・武術家等一流のプロを養成する。
現役のプロがエネルギー増強等の指導を受けに道外からも来るなど実力者である。
5.気功教室(一般向けの健康と美容目的の気功)開設。
基本的には一切身体に触れないのが特徴である。内容によっては了解を取って触れる場合がある。(腰痛、頭痛、肘痛、リウマチ他)


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除霊までやってるようです
気功師 柳 龍拳

開運除霊 人生相談

霊視鑑定 結婚吉凶


常識を超えた不安や恐怖が人生にはある。
それを消す超念力パワーがここに実在している。
動物霊・自殺霊・怨念霊に悩む方

結婚相手との霊障害に悩む方

仏法とチャクラのベーダ思想を基調に念力による除霊で人を救う。
評判も良く多方面に高い評価と感動を与えております。
《料金規定》
◎除霊は1時間3万円(相談は1時間1万円です。)
◎心の病や催眠療法は1時間1万円です。
霊とパニック症候群、神経症の区別を判別。
除霊の実績は特に有名で道外からも来所者が多い。
心の病や、催眠療法も定評が高く予約者が多い。
柳師の天性の特別な力が発揮されて改善者からの感謝は可也の数にのぼっております。


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 対戦相手の岩倉豪氏は、空手の師範と言われていますが、スタイルからして総合柔術に間違いないでしょう。ブラジルに渡った前田光世の柔道をベースにして、ありとあらゆる格闘技を研究して作り上げた、近代武道の傑作であります。こっち側は、オカルト武術と違って、国体強化選手レベルがいる世界ですから、人材的に最初から話にならないわけですけど。

岩倉氏はヨーガ柔術、らしいです。ヨーガはグレイシーが正式に取り入れているので、別に変な話ではありません。格闘技のイメージとは違いますけど。名前だけでは、武術気功との違いが良くわかりませんね。「ヨガファイヤー!」と叫んで火を吐くわけではありません。

自分は格闘界の団体関係は疎いのですが、探偵ファイルを読む限りでは、パンクラスとグレイシー柔術は非常に仲が悪いらしく、なんかいろいろあるようです。パンクラスでレスリングを学んだ人は、グレイシー柔術の門は叩けないらしいです。???ブラジルの事情ですから日本では分かりません。


 しっかし岩倉氏は、爺さん相手でやりにくそうですねぇ。この爺さんは所詮、霊能合気インチキだし、口先ハッタリで自分を何倍にも大きく見せて、最後まで突っ張ったあげく、コトを起こしてしまったワケで、全てが自己責任。競争が始まってから、相手の手加減を待っても遅すぎます。これはもう、問答無用です。しかし、試合中にいきなり止まった岩倉氏の動きは「一気に行ってもいいのかよ?」という疑問があるような、鈍さです。やはりじーさん相手に下手にポックリ逝かれたら、後がイヤなのでしょうか。まぁ、その後はふっきれて問答無用モードになりましたけど。岩倉さんにはグラップリングを見せて欲しかったなぁ・・・そこが少し残念であります。個人的には、打撃技よりも組み技の方が好きなので。背中に回ったら、そこから絞め技まで連携して欲しかった。立ち技のみのルールだったのかも知れませんケド。

 というか、力比べ以前に、柳氏くらいの歳になれば、フツーは文化的な事に興味を持たないか??柳氏のプロフィールや外見からは、文化を全く感じません。

 ・・・とりあえず、いんちき霊能合気じーさんについて、書くような事はもうないので、自分がかつて書いた記事にある、武道家・福田祥圓(しょうえん)氏の項でも読んで下さいませ。この人は「武術気功」「空之術」ではなく、「波動」という技で自分を売り込んでいました。2ちゃんねるの噂によれば、かつて武道の通信教育を広めて、それでゴージャスな家まで建てられた人らしいです。
その①“空手の秘伝書”を求め、武道家一族雪山で遭難
その②「空拳道秘伝、波動拳はめ!」 ↓→弱パンチ、↓→弱パンチ、↓→弱パンチ orz...

 このくらい書けば、もう充分でしょう。ネタは柳龍拳の方が面白いですが、ニュースとしては福田祥圓の方が面白いかも知れません。柳龍拳については、これ以上文章をたらたら書くよりも、Youtubeの動画を見れば簡明でありますし。

 ・・・ところで・・・

 格闘技と言えば、アメリカ軍は空軍までもがレスリングを基本とした格闘技を、戦闘訓練に使ってるようです。

 ロングレンジの銃火器がなければ即座に負けを意味する現代戦争では、交戦中に格闘戦など発生しないわけですが、例えそうであっても、1対1の素手の基本で戦いを覚えてこそ、歩兵は敵に向かって前進できるのでありましょう。格闘技の重要性は、歩兵ある限り無くならないようです。

 現代戦争では、刃物のような短い武器は格闘戦に含まれますが、アメリカ軍の非交戦状態の歩兵を見る限りでは、常に格闘戦に巻き込まれる可能性は高いように見えます。格闘戦は警戒任務では起こりえると思います。日本の自衛隊員にも同じ状況が発生していましたが、不審車の荷物検査などは、隊員が“素手”の状態で行います。もしその時に銃器や爆弾を所持しているテロリストにあたったら、投降しない相手の場合、隠している拳銃で抵抗する可能性が高いと思われます。これに対して、例え素手の状態でも何とかしなければ、隊員は簡単に殺されてしまいます。荷物検査のような状態なら、隊員は素手でも相手に飛びかかれる距離でしょうし、相手が一人だけなら、格闘技のみを以って制圧できる可能性もあるでしょう。

 やはり格闘技の重要性をナメてはいけません。イラク戦争を見る限りでは、攻撃側はファーストアタックが銃器でも、防御側は素手の状態になっている場合が、多々あります。テレビでも見られるシーンは、自衛隊員がブルドーザーに乗っていたり、給水している状態でしょう。こういう仕事の最中に、敵のファーストアタックを武器を手に持った状態で迎えるには、JJ以上の予知能力者でもない限り不可能です。そう言えば、アドルフ・ヒトラーはすごかったなぁ・・・。不思議な能力で、最後まで暗殺されませんでした。

 そんなオカルトは無理なので、素手になる状態の多い歩兵は、気休めでもいいから格闘技をやるのが自信につながるのでしょう。ボディーガードも同じですね。攻撃者のファーストアタック時点では、まったくの素手です。そういえば北朝鮮工作員の拉致現場を見てしまった人は、いきなり素手でやられたらしいです。工作員も、一般人にまぎれるには、武器を所持しない方が良いのでしょう。身体検査を受けても何も出てきませんし。

 ・・・軍事の話題が出たついでに、KGBお得意の毒物の意見感想を書いてみます。

 最近ユシチェンコ、リトビネンコ、とロシアに盾突いた人間が毒を入れられましたが、KGBは政治的な敵に対し、不具者にしたがる傾向があるように感じられます。たとえ情報を全て喋り終えた、リトビネンコのような人物でも、そのままにしておいては、KGBの組織としてのメンツが許さないのでしょう。

 裏切り者に、見せしめのため毒を使う場合は、毒を飲まされた生き証人として、不具者のまま生き続けてくれた方が、メディア戦術として都合が良い場合もあるでしょう。情報が敵に手に渡っていない状態であれば、致死を目的とした全てのオプションが考えられますが、すでに敵の手に落ちた状態での見せしめなら、不具者にするための致死量以下の毒を入れるのは、最適のように思います。憶測ではありますが、ユシチェンコが飲んだダイオキシンは、わざと致死量は混入しなかった印象も無くはないです。リトビネンコ元中佐のポロニウムは、英国での発表は生き残る確率があったらしいですから、やはり完全な致死量を摂取したとは思えません。

 毒物の他には、拉致して脳の前頭葉を切り取り、後は放置するようなやり方も聞いております。単純に殺すのは、邪魔な民間人の場合であって、メディアで目立つ政治的な敵に対しては、ゆっくり死ぬ姿をわざと世界中に報道させる感じです。リトビネンコ元中佐の病室での姿が報道されたのは、KGBにとって「してやったり」だったのではないでしょうか。

 ただ、普通に分析するなら、ユシチェンコではダイオキシンで失敗したので、リトビネンコにポロニウムを使った、という結論だと思います。致死を狙った or 不具を狙った、では少し意味合いが違いますね。食物から明らかに致死量を超えた毒が検出されたなら、見せしめではなく、組織のケジメとしての殺害でしょう。「万が一下手人を辿られると、その後の政治的難易度が高いから」というリスク的解釈でOKだと思います。放射性物質のような遅効性の毒物では、下手人を捕まえるどころか、そこからヌシまで辿るのは、かなり難しいでしょうね。

 ユダヤマフィアがロシアのイメージダウンのためにリトビネンコを殺した、という噂もありますが、対応時間の早さから言って、自分はKGBの復讐だと思っています。でもまあ、ユダヤ人かロシア人、と言っておけばほとんど当たりでしょうけど。

 ところで、外国企業にロシアへ投資させて、後で接収するような場合には、経営者の高所からの突き落とし、といった手間のかからない手段を選ぶようです。中国での日本企業の投資はまだ盛んなようですが、この国のやり方は、イチャモンつけて資産を置いて立ち退かざる得ない事をするようです。しかし中国では、「真っ先に殺人」というオプションは聞きませんね。さすがにこれはロシア人の専売特許でありましょう。なるほど、ロシア領内では中国人はミミズになって、まことにしとやかな労働に従事するわけです。

 このあたりで、背中にお墓を背負ったような寒い雑談は終わりにします。ロシアや中国の話をすると、柳龍拳氏が、なにやら爽やか爺さんに思えてきました。こういうヘンなインチキは、社会が平和な証拠なんですかね。平和とは、また違うように思いますけど・・・。うーむ、どうなんだろう・・・。
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