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シンガポール人が探した「秘伝書」あった
シンガポール人一行が「秘伝書」を持つ日本人空手家を捜して青森県内をさまよっていた件で、同県平内町の武道家・福田祥圓(しょうえん)さん(61)が「自分のことではないか」と名乗り出ていたことが12日、分かった。一行は父親の遺言で、わずかなキーワードを頼りに空手家を捜し回り、白神山地で遭難する騒ぎも起こしていた。福田さんは「北拳派中国空拳法道」の武道家で、かつて父親とみられるシンガポール人に教えたことがあるという。
日本人空手家を捜すために来日したのはシュイ・テンリンさん(25)ら一族13人。テンリンさんの父親シュイ・ジエンシュイさんが「北海道ではない北の果てにいる日本人の空手家から秘伝書を譲り受けてくれ」との遺言を残したという。3人が白神山地で遭難、保護されるトラブルもあったが、現在も11人が青森県に滞在している。
このニュースを知り「自分では」と名乗り出たのが福田さん。日刊スポーツの取材に福田さんは「確かに漢字で『許』と書いて『シュイ』と読むシンガポール人の武道家が30年前に修行に来た。私かもしれないので名乗り出た」と話した。知人から「福田先生のことではないか」と指摘され、9日に弘前市内でテンリンさんらと会談した。
福田さんによると、「シュイ」さんは青森県内の山中の道場に2人連れでやってきて、通訳を介して3日間修行を行った。福田さんがシンガポールを訪れるなど、その後も親交があったという。
会談では、夫人のジオン・チュウメイさん(50)やテンリンさんに、修行当時の様子を語って聞かせたという。「まじめでガンコで、心はあまり開かない、口より手が早い武道家だった」と話したところ、チュウメイさんらは納得した様子でうなずいていたという。
一行が、空手家捜しのキーワードに挙げていたのは「ソーマ」「秘伝書」「人里離れた道場」「65歳」など。福田さんは空手家ではないが、青森県五戸町の山中に道場を持ち、年齢は61歳。気の流れの「波動」を自在に操るという空拳法道の極意が記された「秘伝書」も持っており、多くのキーワードが合致した。「ソーマ」についても「シュイさんに、ブラジルに渡った相馬さんという強い武術家の話をしたが、地名と勘違いしたのでは」と話した。一行は旧相馬村(現弘前市)を中心に捜していた。
一行が「譲り受けたい」としていた秘伝書は、福田さんが中国福建省で修行した際に師範から授かったもので「譲ることはできない」という。代わりに「亡くなったシュイさんに空拳法道の認定書を贈りたいと申し出たところ、ご家族も快諾してくれた」といい、14日に青森市内で認定式を行う。
[2006年4月13日7時6分 紙面から]
日刊スポーツ、いい仕事してますね!
シンガポール人一行が「秘伝書」を持つ日本人空手家を捜して青森県内をさまよっていた件で、同県平内町の武道家・福田祥圓(しょうえん)さん(61)が「自分のことではないか」と名乗り出ていたことが12日、分かった。一行は父親の遺言で、わずかなキーワードを頼りに空手家を捜し回り、白神山地で遭難する騒ぎも起こしていた。福田さんは「北拳派中国空拳法道」の武道家で、かつて父親とみられるシンガポール人に教えたことがあるという。
日本人空手家を捜すために来日したのはシュイ・テンリンさん(25)ら一族13人。テンリンさんの父親シュイ・ジエンシュイさんが「北海道ではない北の果てにいる日本人の空手家から秘伝書を譲り受けてくれ」との遺言を残したという。3人が白神山地で遭難、保護されるトラブルもあったが、現在も11人が青森県に滞在している。
このニュースを知り「自分では」と名乗り出たのが福田さん。日刊スポーツの取材に福田さんは「確かに漢字で『許』と書いて『シュイ』と読むシンガポール人の武道家が30年前に修行に来た。私かもしれないので名乗り出た」と話した。知人から「福田先生のことではないか」と指摘され、9日に弘前市内でテンリンさんらと会談した。
福田さんによると、「シュイ」さんは青森県内の山中の道場に2人連れでやってきて、通訳を介して3日間修行を行った。福田さんがシンガポールを訪れるなど、その後も親交があったという。
会談では、夫人のジオン・チュウメイさん(50)やテンリンさんに、修行当時の様子を語って聞かせたという。「まじめでガンコで、心はあまり開かない、口より手が早い武道家だった」と話したところ、チュウメイさんらは納得した様子でうなずいていたという。
一行が、空手家捜しのキーワードに挙げていたのは「ソーマ」「秘伝書」「人里離れた道場」「65歳」など。福田さんは空手家ではないが、青森県五戸町の山中に道場を持ち、年齢は61歳。気の流れの「波動」を自在に操るという空拳法道の極意が記された「秘伝書」も持っており、多くのキーワードが合致した。「ソーマ」についても「シュイさんに、ブラジルに渡った相馬さんという強い武術家の話をしたが、地名と勘違いしたのでは」と話した。一行は旧相馬村(現弘前市)を中心に捜していた。
一行が「譲り受けたい」としていた秘伝書は、福田さんが中国福建省で修行した際に師範から授かったもので「譲ることはできない」という。代わりに「亡くなったシュイさんに空拳法道の認定書を贈りたいと申し出たところ、ご家族も快諾してくれた」といい、14日に青森市内で認定式を行う。
[2006年4月13日7時6分 紙面から]
日刊スポーツ、いい仕事してますね!
記者クラブ発表を書き写すのが仕事の大手メディアとは“質”が違います。上記の記事は沢山のブログが保管していますから、読み飽きた人も多いでしょう。しかし、このブログは、基本的には自分がいつか読み返すために書いているので記事を残しておかないとこちらが困ってしまいます。お客様、長いコピペ文章はどうぞがまんしてください。
シンガポールから来た武道家一族が探していたのは間違いなく福田祥圓さんだったのでしょうね。以前は極真空手の達人とされていたので自分は大山氏だと推測していたのですが、間違っていました。それにしても流派が「北拳派中国空拳道」ですかー。 福建省で修業したんだとか。空拳道という流派は初めて耳にしますが、福田氏の修業を受けたシュイさんが「口より手が早い」人物だったのなら、福田氏の武道家としての実力は満たしているでしょう。中には「手を出すぞと言いつつ、ハッタリを見破られるとすぐ土下座」のような武道家もいますので、それなりのスパーリングを実際にやらないと、実力が分かりません。記事を読む限りでは、福田氏はそれなりの挑戦を受け、修練を積んでいるものと思われます。
福田氏は61歳なので若者がつっかかるようなマネをするべきではありませんが、(若者は若者同士で磨き合うのが良い思い出になるのです)知らない武道家に習う時には、どこかで必ずスパーのチャンスを見つけ実力を測るべきです。格闘技の達人には、にこにこ笑いながら他人をKOする怪物もいますから試すのは恐いものですが、人生にリスクはつきものです。KOされる感覚を味わったことのない人は、試しにジムにおじゃまして、かみそりジャブ(!)の二、三撃でKOされてみるのも一興でありますよ。矢吹ジョーが白目を剥いた時の状態が味わえます。
ところで秘伝書についてですが、空拳道の秘伝書は正直言って、あまり信用していません。おそらく本人もあまり信用していないのではないでしょうか。武道というのはグーでぶんなぐる話であって、必要なのはむきむきマッチョであります。気や波動とやらは、存在したとしても全く必要ありません。超能力というのは存在しますが(大槻教授はロシアの本物の超能力少女に出会って、ついに大学を数ヶ月休講したらしいです。精神や脳はまだ分かっていないのだから、休講するほどの事ではないと思いますが・・・)、読書好きの少女が使う魔法のようなもので、武道に必要な膨れ上がった筋肉とは全く無縁であります。
その魔法と同じくらい拳法秘伝というのはウソくさい話で、少林寺の名がつくこれら秘密類には中国人自身が騙されて来たようです。数年前に中国でこんな事件がありました。ある若者が「少林寺の秘伝を知っている」と自称する男に金を払ったのが、何年経っても何の効果もないので裁判所に訴えたのです。裁判所がその秘伝を知る男の経歴を調べたところ、子どもの頃に近所の八百屋さんに拳法を習っただけの人物でした。中国のみならず日本でも、この“秘伝”を売り物にした拳法講座や気功講座に騙された人は少なからずいるのではないでしょうか? 少年マンガの通信教育に「気で大男を飛ばす」という講座があったと思います。こういう講座は福田氏とは関係ないわけですが、波動がどうのというの話は全くのニューエイジとしか思えません。
それ故、秘伝書はシンガポール遺族には渡されなかった・・・とも解釈できますが、波動とやらがあるのかないのか、大槻教授に頼んで調べてもらいたい気持ちであります。少なくとも「気で大男を飛ばす」はありませんでした。大槻教授が目を閉じ、気功師の手の動きを見ないようにしたら、もうぴくりとも体は動きません。気功師の手の動きを見てしまうと、それに釣られてゆらゆらするんですね。大槻教授は最後にカメラに向かって「異次元です」と答えました。・・・福田センセイは武道家なのですから、大槻教授の言う異次元に分類される場所に住んでいないことをゴッドに祈るのみです。福田センセイのことを知りもしないで言うのもなんですが、あくまでも夢のある武道家であって欲しいですね。
ところで福田センセイは、まさか「超ひもの作り方」とかいう秘伝書をお持ちではないでしょうね?もし持っていたら、こんなブログ捨てて会いに行きますよゴッドに。
シンガポールから来た武道家一族が探していたのは間違いなく福田祥圓さんだったのでしょうね。以前は極真空手の達人とされていたので自分は大山氏だと推測していたのですが、間違っていました。それにしても流派が「北拳派中国空拳道」ですかー。 福建省で修業したんだとか。空拳道という流派は初めて耳にしますが、福田氏の修業を受けたシュイさんが「口より手が早い」人物だったのなら、福田氏の武道家としての実力は満たしているでしょう。中には「手を出すぞと言いつつ、ハッタリを見破られるとすぐ土下座」のような武道家もいますので、それなりのスパーリングを実際にやらないと、実力が分かりません。記事を読む限りでは、福田氏はそれなりの挑戦を受け、修練を積んでいるものと思われます。
福田氏は61歳なので若者がつっかかるようなマネをするべきではありませんが、(若者は若者同士で磨き合うのが良い思い出になるのです)知らない武道家に習う時には、どこかで必ずスパーのチャンスを見つけ実力を測るべきです。格闘技の達人には、にこにこ笑いながら他人をKOする怪物もいますから試すのは恐いものですが、人生にリスクはつきものです。KOされる感覚を味わったことのない人は、試しにジムにおじゃまして、かみそりジャブ(!)の二、三撃でKOされてみるのも一興でありますよ。矢吹ジョーが白目を剥いた時の状態が味わえます。
ところで秘伝書についてですが、空拳道の秘伝書は正直言って、あまり信用していません。おそらく本人もあまり信用していないのではないでしょうか。武道というのはグーでぶんなぐる話であって、必要なのはむきむきマッチョであります。気や波動とやらは、存在したとしても全く必要ありません。超能力というのは存在しますが(大槻教授はロシアの本物の超能力少女に出会って、ついに大学を数ヶ月休講したらしいです。精神や脳はまだ分かっていないのだから、休講するほどの事ではないと思いますが・・・)、読書好きの少女が使う魔法のようなもので、武道に必要な膨れ上がった筋肉とは全く無縁であります。
その魔法と同じくらい拳法秘伝というのはウソくさい話で、少林寺の名がつくこれら秘密類には中国人自身が騙されて来たようです。数年前に中国でこんな事件がありました。ある若者が「少林寺の秘伝を知っている」と自称する男に金を払ったのが、何年経っても何の効果もないので裁判所に訴えたのです。裁判所がその秘伝を知る男の経歴を調べたところ、子どもの頃に近所の八百屋さんに拳法を習っただけの人物でした。中国のみならず日本でも、この“秘伝”を売り物にした拳法講座や気功講座に騙された人は少なからずいるのではないでしょうか? 少年マンガの通信教育に「気で大男を飛ばす」という講座があったと思います。こういう講座は福田氏とは関係ないわけですが、波動がどうのというの話は全くのニューエイジとしか思えません。
それ故、秘伝書はシンガポール遺族には渡されなかった・・・とも解釈できますが、波動とやらがあるのかないのか、大槻教授に頼んで調べてもらいたい気持ちであります。少なくとも「気で大男を飛ばす」はありませんでした。大槻教授が目を閉じ、気功師の手の動きを見ないようにしたら、もうぴくりとも体は動きません。気功師の手の動きを見てしまうと、それに釣られてゆらゆらするんですね。大槻教授は最後にカメラに向かって「異次元です」と答えました。・・・福田センセイは武道家なのですから、大槻教授の言う異次元に分類される場所に住んでいないことをゴッドに祈るのみです。福田センセイのことを知りもしないで言うのもなんですが、あくまでも夢のある武道家であって欲しいですね。
ところで福田センセイは、まさか「超ひもの作り方」とかいう秘伝書をお持ちではないでしょうね?もし持っていたら、こんなブログ捨てて会いに行きますよゴッドに。
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